家族を安心させるための葬儀会社の選び方

葬儀で最もお世話になる葬儀会社です。葬儀会社は遺体の安置から火葬手配をします。近年では、自らの葬儀をどうするか自分自身で決める人も少なくありません。失敗しない葬儀会社の選び方を紹介します。

最近はネットの発達により、葬儀社探しも検索して探して依頼する人も少なくありません。検索エンジンやスマートフォンがなかった時代に比べると便利になりました。検索するとわかるのですが、数多くの葬儀社が検索結果に表示されます。探し方や選び方の方法が増えた分、どこの葬儀社に依頼していいか悩む人も少なくないでしょう。葬儀会社によってプランはさまざまです。大量の情報を与えられると正しい判断ができないこともあります。

葬儀のスタイルを選べる葬儀会社が理想

まずは、一般的な葬儀の流れを確認してみましょう。従来の葬儀は、通夜から告別式までをすべて行うケースがほとんどでしたが、昨今は通夜や告別式などを行わない簡素な葬儀を選ぶ人も増えています。

この変化は、家庭の金銭事情や死生観の変化による影響が大きく、葬儀会社もこの動きに合わせて様々なプランを選べるようにシフトしつつあります。葬儀のスタイルを選択できれば、予算や宗教観に合わせた葬儀をとり行うことも可能となるでしょう。

葬儀会社を探す場合は、まず選べるプランの多い葬儀会社を探すことから始めましょう。その中から葬儀会社をひとつ選択することになりますが、信頼できる葬儀会社を選ぶためには、確認すべきポイントが存在します。

信頼できる葬儀会社を選ぶポイントは主に2つ

信頼できる葬儀会社を選ぶためには、以下の二点に注意しましょう。

  1. セット料金とオプション料金を明確している葬儀社
  2. 担当者の印象がよくちゃんと選択肢を提案してくれる

とくに気を付けたいのは、料金に関する説明不足で起こるトラブルです。悪質な葬儀社になると祭壇料と墓石料金を併せて数百万円近い請求してくる葬儀社も存在します。このようなトラブルは、主に付き合いで依頼した場合に多くなっています。付き合いがあるからといって良心的な価格設定をしてくるわけではありません。

また、会員制度の勧誘をしつこくする担当者、見積もりのフォーマットを持ってこない、全てお任せをうたう葬儀社には注意が必要です。内容があいまいな葬儀社は追加プラン相談なしに付け加えることが少なくなく、見積もり段階でハッキリした費用を用意しくれる葬儀社を選びましょう。

葬儀会館の見学会に参加する

葬儀会館はお葬式が行われる場所です。葬儀会館は別名、葬儀式場、セレモニーホールともいわれます。

現在法律で亡くなった人の遺体は必ず火葬にしなければ行けません。火葬が可能な式場は公営式場・民間式場の2つです。公営式場を保有している自治体もあれば、そうでない自治体も存在します。

公営葬儀場は非常に稼働率が高く、突発的な受け入れに対応できない自治体も存在します。時期によっては火葬まで1週間待ちをしなければなりません。

そこで、最近増えてきたのが民営式の葬儀会館です。葬儀社が保有する葬儀会館も、公営式場と変わらないほど立派な設備があります。通夜を故人と過ごせるよう、自宅に近い部屋を用意しています。公営の葬儀会館に比べると控室から火葬場への棺の移動など、滞りなく葬儀します。

民間の葬儀社が保有する葬儀会館は、見学会を定期的に行っています。見学時間は2時間程度です。葬儀はあまり身近には感じませんが、一度は足を運んでみるといいでしょう。