シニア層の採用が増えている?企業側のメリットとは

ビル

シニア層の積極採用を行う企業

最近のシニア層はとにかく元気です。
まだまだ家に入るというのはもったいないと思うほど元気な方、バイタリティあふれる方が多く、知識も経験もしっかり持っているシニア層について、積極採用をすすめる企業も非常に多くなっています。

少子化という事が深刻となっている日本において、若年層の労働人口がかなり減少していくという事もわかっています。
シニア層なら一から仕事について学ばせる必要もなく具体的な働き方を心得えている、これほど魅力ある人材はない、という事で企業によってはシニア層の積極採用を行っているのです。

シニア層が働くことのできる環境がないと人材は不足する

小学校の合併、クラスが5つから3つ、そして1つなどになっていく学校の様子を見ていると、この子たちが就職年代になった時、どう考えても働く人が足りなくなると思えるのは当然のことでしょう。

今後、労働人口は減少の一途をたどるという事も、若年層の人口を考えると当然のことで、こうしたことを踏まえて労働人口を考慮すると、シニア層が働きやすい、シニア層が働くことのできる環境を持った企業、職場にならないと、労働を支える人材を確保することが難しくなるという事が明らかです。

最近はコンビニエンスストアなどでもシニア層の積極採用が行われていますが、若い人に商品を聞いたりするよりも、シニア層の方が質問しやすいなど、シニア層だからこそ・・・という効果も上がってきているのです。

勿論若い人材への教育、社会的なマナーや言葉の使い方などを指導するという面でもシニア層はうってつけです。
綺麗な日本語を話せる、敬語をしっかりつけるシニア層、顧客への対応を熟知しているシニア層がいれば、若年層への教育という面を考えても非常に効果が期待できるのです。

雇用にシニア層を取り入れる準備を

例えばコンビニの場合、接客マニュアルなどが存在していますが、これまでは若い人向けの物ばかりで文字が小さくシニア層にとっては読むことが難しいマニュアルでした。
しかしシニア層の積極採用を考えている企業では、文字を大きく見やすくしていつでもさっと見る事の出来るポケットサイズの物を用意しているといいます。

若い年代とシニア層がいつでもコミュニケーションをとれるように、情報共有、質問等をみんなで共有するなどコミュニケーションについて深く考えている企業も少なくありません。

これから先、業種によってはシニア層の就職が非常に多くなっていくことを考えると、企業側もシニア層の取り込みについて積極的に考え、その取り込みの準備を進めていくべきでしょう。
豊かな社会経験、職業経験、また人間関係についてもいろいろな問題を克服しているシニア層も多いので、人間関係のもつれが起こりやすい女性の多い職場など、シニア層の活躍される職場は多数あります。

人生経験を存分に活かしてもらうためにも、シニア層が働きやすい職場を作り上げていくことが、これから企業にとって重要な人材確保のキーポイントとなるでしょう。