頻尿の原因はなに?仕組みと対策

トイレと便器

年齢を重ねると出てくる過活動膀胱という症状

女性もそうですが、年齢を重ねるとトイレが近くなる方が多くなります。
男性も女性もどうしてこんなにトイレが近いのか?と不思議になるくらい尿意を感じる事があり、年齢を重ねていくと、急にトイレに行きたくなる尿意切迫感や夜に何度も尿意を感じてトイレに行く夜間頻尿などが多くなります。

眠れなくなりますし、いきなり尿意を感じるという事になるとどこに行くにもトイレの場所を知っておかなければならず、次第に外出しなくなります。

こうした排尿の症状は過活動膀胱という状態により起こるしょうじょうで、排尿筋が過剰に収縮することで起こる症状です。
排尿筋が過剰反応してしまうので尿の量も少ないのにトイレに頻繁に行くことになりますし、いきなりトイレに行きたいと尿意を強く感じる、トイレの回数が多くなるなどの不具合が起こってしまうのです。

膀胱の排尿筋というのは自分の意思で同行できるものではありませんが、排尿筋が緊張した状態にあるために起こる症状なので、緊張を解くということが重要です。

全国に800万人もの過活動膀胱の方がいる

40歳以上くらいの年齢になると、過活動膀胱に悩む方が多くなるのですが、40歳以上では8人に1人が過活動膀胱の何らかの症状を持っているというデータがでています。

特に男性は症状が年齢と共に増加傾向にあるという事もわかっていますし、このような症状から、外出するのが心配だったり、仕事がはかどらないなどの支障が出てくるのです。

過活動膀胱、男性の要因は?

男性特有の過活動膀胱の理由、原因として、前立腺肥大という状態があります。
60歳以上の男性なら2人に1人はこの前立腺肥大の症状があるといれるくらいメジャーな状態ですが、年齢と共にこの状態が強くなっていくといわれています。

前立腺というのは男性特有の臓器で、膀胱の下の尿道部分をとりかこむように位置しています。
そのため前立腺が肥大することによって刺激してしまう、もしくは前立腺の筋肉の過剰反応、収縮により尿が出にくくなったり、頻尿という状態になることが多くなるのです。
排尿しても残っているような気がしたり、尿に勢いがなくなるなど、前立腺肥大は様々な症状を生みます。

過活動膀胱と前立腺肥大が両方あるという方も多い

前立腺肥大によって膀胱、尿道が圧迫されて尿を出したくても出ないという状態、しかも過活動膀胱によって尿意を強く非難に感じるのでトイレにいってばかりで辛い、という方も少なくありません。

何度もトイレに行きたいと思うのに、少ししか尿がでないという症状をお持ちなら、前立腺肥大と過活動膀胱の両方が苦しめているのかもしれません。
こうした状態になったら専門医で治療を受けてお薬などを利用していけば、今の辛い状態を克服できる事もあります。
まずは専門医に相談してみましょう。